日本では、なぜ「本当に安全なライフジャケット」が選ばれないのか
Vaikobi が採用する「 ISO 12402-5(50N)」という安全基準について
海、川、湖、港。
島国であるからゆえ日常のすぐそばに水があり、SUPを始めとした
ウォータースポーツも身近なスポーツになってきています。
一方で、安全のための必須用具である
ライフジャケット(PFD)についての共通認識が実はほとんど共有されていないという現実があります。
実際に起きている、日本特有のPFDの選ばれ方
日本では、次のような理由でPFDが選ばれているケースを多く見かけます。
-
値段が安いから。
-
着心地が良いから。通気性が良いから
-
色やデザインが好きだから。
-
「プロっぽく見える」から。
もちろん、装備において見た目や価格も重要な要素です。
しかし問題なのは、本来担うべき “機能的役割” を果たせていないものまで、同じ「ライフジャケット」という括りで選ばれてしまっている という点です。
「着ているのに、いざという時の助けにならない」PFDが存在する
これは誇張ではありません。
・浮力が極端に少ない
・浮力位置が競技動作と噛み合っていない
・着用中にズレてしまう
・浮心と重心との距離が離れている
こうした製品は、
見た目はライフジャケットでも、実際には安全装備としてほとんど機能していない ことがあります。
特に、SUP、カヤック、サーフスキー、セーリングなど「落水→すぐ再開」が前提の競技やアクティビティでは、この差は顕著に表れます。
ISO 12402-5(50N)とは何か
ISO 12402-5 は、
・泳げる人が使用する
・スポーツ用途・能動的使用を前提
・動作性と最低限の浮力を両立
という条件で設計された競技・アクティブ用途向けPFDの国際規格です。
重要なのは、これは「最も安全」な規格ではなく、「最も現実的に“使える”世界レベルの安全基準」 だということ。
なぜ50Nという浮力が意味を持つのか
50N(約5kg相当)の浮力は、
・水面で身体を支える
・再乗艇時の体力消耗を抑える
・しかし動作を妨げない
という、非常に繊細なバランス点にあります。
浮力が少なすぎれば、「着ている意味」がなくなる。
浮力が多すぎれば、動き・姿勢・呼吸を邪魔する。
50Nは、その両方を避けるための“最低条件”です。
見た目や価格より、まず「基準」を
ライフジャケットは、いざという時に使う装備です。
そして水上競技では、
・落水
・疲労
・判断力低下
が重なった状況で初めてその価値が試されます。
だからこそ、
・見た目、通気性
・価格が安いかどうか
・軽いかどうか
の前に、
「このPFDは、必要な安全基準を満たしているか」
を一度だけ確認してほしい。
まとめ|水辺の多い日本だからこそ、
PFDに対して明確な安全基準を持つべき
・日本には統一されたPFD基準がない
・だから誤解も起きやすい
・ISO 12402-5(50N)は判断軸になる
・それは“最低限”の基準
ライフジャケットを「雰囲気で選ぶ時代」から「理解して選ぶ時代」へ。
ISO 12402-5(50N)を知ることは、Vaikobiを知る一歩です。

