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水の上では、なぜ陸上と同じ服装ではダメなのか

この記事の結論

水の上では、水・風・濡れによって陸上よりはるかに速く体温が奪われます。一方で、漕ぎ始めると身体はすぐに熱くなるため、厚着しすぎも逆効果です。SUP・カヤック・セーリングのウェアは「寒さ対策」ではなく、熱を奪われすぎず、ため込みすぎない「体温管理」の考え方で選ぶのが基本です。

同じ運動でも、陸上と水上では身体が受ける環境ストレスが大きく違います。

SUP、カヤック、サーフスキー、セーリング。

どれも身体を動かすスポーツですが、水の上では「濡れる」「風を受ける」「水温の影響を受ける」という条件が加わります。

だから、陸上スポーツと同じ感覚でウェアを選ぶだけでは足りません。

水上で重要なのは、ただ暖かいことでも、ただ涼しいことでもない。

身体から熱が奪われすぎないこと。
そして、運動で生まれた熱をため込みすぎないこと。

このバランスです。

水は、空気より身体の熱を奪いやすい

人の身体は常に熱をつくっています。

そしてその熱は、周囲の空気や水へ移動していきます。

ここで重要なのが、水は空気よりもはるかに熱を伝えやすいということです。

陸上では少し寒いと感じる程度の気温でも、身体が水に濡れたり、水中に入ったりすると、熱はより速く奪われます。

つまり、

気温だけを見て「今日は暖かいから大丈夫」と判断するのは危険

ということです。

水上スポーツでは、気温だけでなく、水温も重要になります。

風があると、さらに身体は冷える

水上では風の影響も大きくなります。

特に身体やウェアが濡れている状態では、風によって水分の蒸発が進み、その際に身体の熱も奪われます。

海や湖の上では、陸上よりも風を遮るものが少なく、常に風を受け続けることも珍しくありません。

例えば、パドリング中は暖かく感じていても、

止まった瞬間。

岸に戻る途中。

レース終了後。

風を受けた瞬間に急に寒く感じることがあります。

これは、運動によってつくられていた熱が減る一方で、濡れた身体からは熱が奪われ続けるからです。

「濡れること」が大きな違い

陸上スポーツでも汗でウェアは濡れます。

しかし、水上スポーツでは、

波。スプレー。雨。落水。艇への乗り降り。

などによって、外から直接水を受けることがあります。

濡れたウェアが身体に触れ続けると、乾いた状態よりも熱を奪われやすくなります。

さらに素材によっては、水を含むことで重くなったり、身体に張りついたりして、動きそのものを妨げることもあります。

だから水上用ウェアでは、

濡れたあとにどうなるか

まで考える必要があります。

だからといって、暖かくすればいいわけではない

ここが、水上スポーツのウェア選びで難しいところです。

冷えるのが怖いからといって、厚く着込みすぎればいいわけではありません。

特にSUPやカヤック、サーフスキーは、運動強度が高くなるほど身体の中で多くの熱が生まれます。

漕ぎ始める前は寒くても、数分後には暑くなることがあります。

さらに、厚すぎるウェアは発汗を増やします。

そして汗で内側が濡れた状態になると、休憩や運動終了後に一気に身体が冷えることがあります。

つまり、水上スポーツでは、

外から奪われる熱と

運動によって生まれる熱

の両方を考えなければなりません。

「寒さ対策」ではなく「体温管理」

水上ウェアを考えるとき、

「寒いから暖かいものを着る」

だけでは不十分です。

本当に考えたいのは、

身体の熱をどう管理するか。

ということです。

寒い環境では、熱を逃がしすぎない。

強度の高い運動では、熱をため込みすぎない。

濡れても、身体が冷えすぎない。

風を受けても、必要以上に熱を奪われない。

このバランスを取ることが重要です。

水上では「気温」だけでウェアを決めない

服装を決めるとき、多くの人が最初に確認するのは気温です。

もちろん気温は重要です。

しかし、水上スポーツではそれだけでは足りません。

見るべきなのは、

  • 気温
  • 水温
  • 風
  • 日射
  • 運動強度
  • どのくらい濡れる可能性があるか
  • どのくらい長く水上にいるか

です。

同じ15℃でも、晴れて無風のSUPと、

強風のセーリングでは、身体が感じる環境はまったく違います。

同じ20℃でも、

ゆっくりツーリングする場合と、高強度でレースをする場合では、

必要なウェアは変わります

Vaikobiが考えるのは「体温を止めない」こと

Vaikobiのギアが目指しているのは、単純に身体を暖めることではありません。

寒さから守る。

風から守る。

濡れに対応する。

そして、運動で生まれる熱を逃がす。

そのすべてをバランスさせながら、

身体が動き続けられる状態を保つこと。

それが、水上スポーツのウェアに必要な考え方です。

陸上と水上の違いは、ただ「濡れるかどうか」ではありません。

熱の奪われ方そのものが違う。

だから、水上では水上のためのウェアが必要になります。

そして、重要なのは「暖かいウェア」ではなく、

自分の運動量と環境に合わせて、体温をコントロールできるウェア。

それが、Vaikobiが考える水上ウェアです。

よくある質問

Q. 水上ではなぜ陸上より冷えやすいのですか?

A. 水は空気よりはるかに熱を伝えやすく、濡れた身体に風が当たると蒸発によってさらに熱が奪われるためです。海や湖の上は風を遮るものも少なくなります。

Q. 寒い日は厚着をすれば大丈夫ですか?

A. 厚着しすぎると、漕ぎ始めてから汗をかき、休憩やレース後に汗で一気に冷えることがあります。保温と熱の逃がしやすさのバランスが大切です。

Q. 服装を決めるときは何を見ればいいですか?

A. 気温だけでなく、水温、風、日射、運動強度、濡れる可能性、水上にいる時間を合わせて考えます。

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商品・ガイド

監修・編集:Vaikobi Japan(バイコビジャパン株式会社)

オーストラリア発のウォータースポーツブランド Vaikobi の日本総代理店。SUP・カヤック・サーフスキー・セーリング・フォイル向けのPFD(ライフジャケット)、パフォーマンスウェア、プロテクションギアを取り扱っています。製品情報は Vaikobi 本社の資料をもとに掲載しています。